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魚心あれば水心

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魚心あれば水心あり:魚と水は互いに相手を欠くことのできない密接な間柄であることに例え、相手が好意を持てばこちらもそれに応ずる用意があることにいう(広辞苑)

大阪七福神めぐり

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AT:大国主神社(大阪市浪速区)
&大阪七福神めぐり紹介


今日2月2日は、米国のカレンダーで「Groundhog Day」。

Groundhogというのは北アメリカの平原、プレイリーに広く分布しているネズミ、「プレイリードッグ(平原の犬、という意味)」の別名で、「Groundhog Day」とは、このプレイリードッグが土から顔を出す日。ようするに日本で言うところの「啓蟄(けいちつ)」なのです。



啓蟄の「蟄」でイメージするのは蛇やカエルや昆虫などの「むし」たちが冬眠から覚めて動き出すイメージだけど、ところ変われば生き物も変わるって事ですね。
ちなみになぜネズミなのに「Dog」かというと、泣き声が犬に似ているからなのだ。ワンワン、というよりキャンキャン、って感じなんだけどね。(実際に聞くと、えっ、そうかな?って感じの声です。)

b0010426_2395864.jpgで(急激な話題転換。ネズミつながり、ってことで。)、先週出張で大阪に行くことがあったので、以前から気になっていた「大阪にあるネズミの神様」を撮ってきました。

以前紹介した杉山神社と違い、左右の形が違う。「阿吽(あうん)」の一対。ポーズも小物も凝っていて、一目瞭然だが、杉山神社よりかなりスリム。トップにかけた感じ、前よりずっとサマになってると思いませんか?

この二匹の生息地は大阪市浪速区の大国主神社、駅は御堂筋線、四つ橋線の「大国町」。この事実を、わざわざ横浜まで行った後にインターネットで見つけた時にはがく然とした。中に入ったことがないだけでものすごくよく知っている神社だったからだ。駅も、降りたことはなかったが乗り換えによく利用していた。そんな近くに探し求めていたものがあったとは・・・まるで「青い鳥」のよう・・・(違うか)。

出張の目的は研修出席と取材である。寄れたら寄ろうと思っていたら、最初の取材(ランチミーティングだった)アポが先方の都合でいきなり時間変更となってしまった。申し訳なさそうに時間変更を申し出られ、内心「ラッキー!」と思いながらも「仕方ありませんね」と2時間ほどスケジュールをずらし、ランチも食べずにでかい鞄を持ったまま御堂筋線に乗った。

朝から小雪がちらつく寒い日だったが、写真を撮るならこのくらいコントラストが弱い方が良い。杉山神社に行った時にはこの上ない快晴で、かなりコントラストを修正しないといけなかったのだ。駅の地図で場所を確認して外に出ると、目の前は見慣れた国道26号線。神社の隣の結婚式場も、裏手の「スーパー玉出」もよく知っている。あ〜あ、こんなところにあったとは・・・と思いながら、初めて神社の鳥居をくぐった。

境内には大小4つの神社(1つは祠)があったが、正面の鳥居を入ったところにあるのが大国主神社。とりあえず4つともお参りしてから(日本人!)おもむろにネズミの写真を撮っていると、この寒いのに、そして平日水曜日の午後だというのに、50代とおぼしき男性の3人連れが入ってきた。みんな同じ紙袋を下げている。

3人はまっすぐ社務所に向かってきたので「業者か何かだな」と思って気にせず写真を撮っていたら、神主(とおぼしきぶっきらぼうな男性)が現れて紙袋を受け取ると、中に入っている四角く平たい包みを数えて「はい3人で8枚ね。15分くらいかかりますから待っていてください。」と告げ、奥に引っ込んだ。さてはお払いでもしてもらうのか、と思ったが、それにしては中にも通されないし変なので、「あれは何ですか?」と訊ねてみた。

「七福神めぐりだよ。あんたどこから来たの?」
「東京です。」
「東京にもあるだろう、七福神めぐり。」

いや、それはあるけれども・・・。
「あの四角いのは何ですか?」と問いただすと、中の一人が紙袋の中から「明らかに自宅のパソコンでプリントアウトして作った」と思われる数枚のコピーを見せてくれた。(元サイトはここ)「色紙だよ。7種類の判をもらうんだ。」

大阪市内の7つの寺社を回りながら各所で色紙にサイン(朱印というらしい。神社の署名と印がセットになったもの。)をしてもらい、7つ揃えたものを縁起物として飾るんだそうである。3人しかいないのに8枚あるのは、一人複数枚持っているから。自宅以外に実家やお店用らしい。

「本当は全員で巡る方がいいんだろうけど、そこまでしてられないから・・・(もともとの使用言語は大阪弁)。」ということだった。3人は友だち同士で、今日に予定を合わせたのでこの寒いのに徒歩で回っており、ここが3ヶ所目。まだ午後1時を回ったくらいだったので、あと4ヶ所回っても3時までには全部回り切れると言っていた。
「ガイドには2時間半とか書いてあるけど、1ヶ所で待たされるし、4時間くらい見といた方がいいな。」おっちゃんたちは「大阪」以外に「南海七福神巡り」「高野七福神巡り」のガイドも持っており(マニアか?!)、「南海と高野は電車で回らないといけない」とも教えてくれた。

その後は私に対する質問攻撃。何で来たのか、と言われたので「狛犬の代わりにネズミがいると聞いたので、今年はネズミ年なので(ブログの話は理解してもらえなそうだったので省いた)写真を撮りに来た。」と答えたら「私がネズミ年」なのだと勘違いされたらしく、「そういうことを言うと年がばれるよ。」と笑われてしまった。ネズミ年と思われた方がラッキー(実はヘビ年)なので、おじさんの善意の解釈は訂正しないまま、「今日は時間がないけど、今度来た時回ってみます。」と答えたら、「じゃあこれあげる」と、七福神巡りの地図と「新世界(大阪市南部にある下町。駅は今宮戎)のレストラン(新世界なんだから食堂か。)めぐり」の雑誌コピーをくれた。やっぱり東京者(もん)には新世界を見てもらわなきゃ、ってことなんだろうか。(明らかにおっちゃんたちは新世界で飯を喰おうと用意していたらしいが、このガイド、有名どころしかのっていなくてホントの穴場&ディープな新世界の食堂は一切紹介されていなかった。のでおっちゃんたちは関西弁だけどこの辺りの人ではないと知れた。)

ありがと、おっちゃん。新世界はいやっちゅうほど知ってるけど、今度時間みて回ってみるわ。


追伸:東京に戻る日、出産のために川西の実家に帰っている友人と梅田駅で会った時にこの話をしたら「母親が好きそうな話」だというので、おっちゃんにもらった地図と能書きの紙をあげてしまった。ちなみにトップの画像は「口を閉じてる方がカワイイ」という彼女の意見を採用して「吽」。「阿」はちょっとコワイ??

私はこの7つの寺社は地図なしでもかなり歩けそうだ。今宮戎と四天王寺にはお参りに行ったことがあるし、三光神社は玉造教会の近く、長久寺は大阪府社会福祉会館の正面で、どちらも前を通っている。毘沙門天である大乗坊は電気街の中なのでだいたいわかるし、法案寺だけがピンとくる場所にないが、堺筋を谷町9丁目の方に曲がったすぐのところのようなので、探せば見つかると思う。来月京都・大阪にまた出張するので、時間があったら回ってみたい。

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by fishmind | 2008-02-02 23:26 | 生物の話