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魚心あれば水心

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魚心あれば水心あり:魚と水は互いに相手を欠くことのできない密接な間柄であることに例え、相手が好意を持てばこちらもそれに応ずる用意があることにいう(広辞苑)

芋焼酎ばやり

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黒壱 - Kuroichi -
Imo Shochu
Mansei Shuzo Co.Ltd.
Kagoshima, Japan

お酒のはやりすたりのニュースを見ていると、今は、芋焼酎もブームなんだそうである。確かに居酒屋メニューでは、最近は日本酒より焼酎の方が種類が揃っているお店が多くなっているようだ。

今のお酒の流行をまとめるとこんな感じらしい。




ビールは、何度も書いているように二極化。本当のビール好きは高級ビールに流れているが、発泡酒にも高級ビールにも不満を感じる消費者は、焼酎やワインに転向しているようである。ベルギービールブームも起きているが、この辺はマーケティングの勝利のような気がしている。

一時少しはやりがきていたワインは、フランスワインが落ち目で、カリフォルニア、南アフリカ、オーストラリアワインが人気。といっても、ビールが高いために消費者のワイン志向が進んでいるものの、消費量が急激に増えているわけではないようだ。(ワイン消費量が急速に伸びているのは中国で、そのためアジア全体のワイン消費量は大きく伸びている。)
安くて飲めるワインが増えて、ビールよりもワインの方がコストパフォーマンスが良いと感じることが私も多いので、このブームは納得できる。仲間内のうわさでは南アフリカワインの評価が高いのだが、私はまだ試していない。そのうち試してみなくっちゃ。

焼酎は芋焼酎がブームで、麦(例えばいいちことか)は落ち目。
一昔前は麦焼酎の方が人気があったので、変われば変わるものである。(以前は芋焼酎自体があまりポピュラーでなかったよね。)

税率格差が撤廃され、厳しい競争に直面せざるを得ない泡盛も、将来が危ぶまれている。(今までは沖縄の産業振興のため、課税軽減があった。)

芋焼酎でも特に「幻のナントカ」というような希少価値の高い製品に人気が集まっているようで、一部の口コミでブームになった商品が極端に品薄になったりしているらしい。しかし、鹿児島出身者に聞いたところ、九州のジモティに「うまい」と人気がある焼酎のブランドの多くはまだまだ東京では手に入らないらしく、焼酎の奥の深さが十分理解されているとは言えないと言うので、今後、この焼酎ブームがどこまでその「神髄」を掘り下げるのかには、興味があるところである。

一方で、消費量が低迷しているのが、日本酒とウイスキー。ブランデーなどバーでの消費が一定程度見込める輸入酒(と高級ウイスキー)ではない、大衆をターゲットにしている商品の生き残りはかなり厳しいようだ。
確かに酒屋の棚を見ても、最近は焼酎の方に広くスペースが取られている。日本酒の場合、贈答用の高級品には冷蔵庫が必要だから、酒屋にしてみれば、焼酎がはやってくれた方が設備投資が削減できていいのかも。(でもワインにも冷蔵庫はいるか。)
国産ウィスキーに至っては、ほとんど「どこにおいてあるの?」って感じの追いやられ方になっている。(観察は近所の酒屋)

紹介している焼酎は、近所の酒屋で売れ筋と言われた、720ml980円の芋焼酎である。焼酎の中では高い方に入る。(といっても高級焼酎も扱っているお店で買ったのでそれほど高く感じなかった。真ん中より安いくらいだ。)アルコールは25度。アルコールのコストパフォーマンス(と言っていいのか。要するに依存薬物としてのアルコールを買う場合のコスト、ということだが)は焼酎が一番よいので、これを瓶で買うようになってしまったら私のアルコール依存が進んだ指標になるな、と思っていたのだが、ついに先月買ってしまった。
そして3日でこれを開けてしまった。

「減酒しなければ・・」と強く思ったのはこのときである。

しかし「酒が進んだ」ということは「そこそこおいしかった」ということなので、ここで紹介することにした。実は私は焼酎のうまさについてはあまりよくわからない方なのだが、麦よりも芋の方が個性的なものが多いので、ロックで飲むなら「芋」という立場だ。が、以前ここで紹介した焼酎は麦なのにかなり個性的で驚いた。焼酎をよく飲むようになったのはここ数年のことなので、まだまだ素人である。

焼酎と日本酒に関しては、私よりも友人Tが明るい。
彼女によると、特に焼酎は、ロックだけでなく、お湯や水で割ったものも併せて総合評価を下さねばならないようである。この焼酎は先月の荒れた時期に飲んだせいもあり、ロックでしか試していない。焼酎をストックするようになると依存がますます進むような気がして気をつけているが、もしまた焼酎を紹介することがあったら、総合評価を掲載したいと思う。

ところで、先日「ぐびなま」を掲載したとき「ぐびなま飲んだけどちっともよくなかった」とこのブログのお酒の評価に疑問符がついたようなのだが、私は第三のビールも含め、日本の発泡酒は全く飲めないので、その飲めない中であえて評価をつけてみたのがあの記事である。
お酒を止めたかったら、発泡酒しか飲まないという苦行を自分に貸すのが一番早いだろうと思っているが、そんなことをするくらいならきっぱり断酒する方がなんぼかましである。

あくまでもこのブログの酒の評価の基準は私の「使い勝手」と「好み」に基づいたものなので、過剰に信用しないように。

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by fishmind | 2006-08-28 18:24 | お酒の話