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魚心あれば水心

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魚心あれば水心あり:魚と水は互いに相手を欠くことのできない密接な間柄であることに例え、相手が好意を持てばこちらもそれに応ずる用意があることにいう(広辞苑)

シメイの行末

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CHIMAY Peres Trapistes
Birra Trappista -Trappist Beer-
A Trappist monastery
http://www.chimay.com
Forges-Chimay, Belgium

ヒューガルテンと同じかそれ以上に有名なベルギービールである。

おいしいけれど高いので(330ml450円)、今まであまり手に取ることがなかったが、先日、Foodium内サカエ酒店で、330ml375円で売っているのに遭遇した。



Foodiumは三軒茶屋にある、「セイフー」というダイエー系スーパーが改装してできた。ちょうど真向かいに、三軒茶屋で今のところ最高級と言われているマンションが建っている。
その住民を意識してか、このあたりの他のスーパーより少し「高級感」が演出されている。例えばバッグ詰めをお店の人がやってくれるとか。
でもそのバッグはプラスティックで、紙袋に入れてくれる紀伊国屋やナショナルスーパーのような高級感はない。商品の揃えも、ちょっと見高級そうでいて実は「ダイエー」の域を出ていないのが笑える。

このスーパーにはいくつかのテナントが入っているが、私はここの100円ショップ(高級スーパーに100キンってのがそもそもおかしいでしょ?)とクリーニング店(日曜日の料金が20%オフで、このあたりで最安。)をいつも利用している。
これらのテナントは二階にあり、以前と比べ特段の改装はしていないが、一階の「サカエ酒店」だけは、ワインの棚(でもセラーはない)を木枠にしてみたり、ちょっと高級そうな輸入ビールを揃えてみたり、とスーパーのリニューアルに合わせて「高級そうな」演出が施された。

近所の酒屋の、お気に入り商品の価格をチェックするのは、半ば「癖」になっている。「すべての商品が同じように安い」店はなく、ある店ではAという商品が安く、ある店ではBが安い、というようなばらつきがある。そして、セール品でない商品の価格差は、通常50円以内に収まっている。それなのにこのシメイ、他店は標準450円、少し安いところでも390円なのが、「サカエ」では375円。
なぜ?と思ってよく見たら、輸入代理店が違っていた。高い方は「日本ビール」、サカエ酒店は「三井食品」。
理由が知りたくてこの二社をサイト検索したら、「三井食品」は、2004年にいくつかの会社が合併してできた三井系の食品輸入会社らしいとわかった。会社のサイトを見る限り、中国支社を開いたりして「羽振りがよさそう」「拡大傾向」な感じを受ける。
一方、「日本ビール」にはオフィシャルサイトがなかった。この輸入代理店は、結構いろいろな外国ビールを扱っていると記憶するのだが、こちらの会社は一体どうなっているんでしょ?

b0010426_10425590.jpgまあ消費者としては安く買えるに越したことはないので三井食品の躍進は結構なことだと思うが、「サカエ」に「レッド」しか置いてなかったのが、いささか気になる。
「シメイ」にはこの「レッド」以外に「ブルー」と「シルバー」ラベルがある。それぞれ異なった個性を持っているが「赤」が一番「一般向き」。赤も7%と高めのアルコール度数だが、シルバーは8%、青は9%。個性的な風味があり、ごくごく飲むビールではない。日本ビールが流通させているシメイを扱っている他の酒屋には、三種類とも同じ値段(330ml450円)でおいてある。

三井食品が、受け入れられやすい種類だけを扱って伸びているのであれば、この「安いシメイ」の流通、「一般受けしないビールもいろいろと飲みたい派」の私にとっては望ましい結果を生まないかもしれない、という悪い予感が、何となく頭をもたげつつある。

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by fishmind | 2006-04-30 10:44 | お酒の話