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魚心あれば水心

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魚心あれば水心あり:魚と水は互いに相手を欠くことのできない密接な間柄であることに例え、相手が好意を持てばこちらもそれに応ずる用意があることにいう(広辞苑)

軽井沢ビールレポート(1)

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Karuizawa Kogen Beer - Wild Forest -
Karuizawa Local Beer
Yoho Brewing Co.Ltd
Karuizawa, Japan

ホワイトデーに、ビールの詰め合わせをいただいた。
バレンタインデーの「轟」で記事を書いてしまった以上、ホワイトデーもブログの俎上に載せないとアンフェア。なので、今日から3回に渡って「軽井沢ビール」をレポートする。



私は、「バレンタインデーにはお互いがプレゼント交換するのがいいんじゃん!」という価値観で、ホワイトデーに何かいただく、というのはついぞなかったし、お返しを期待して贈ってもいなかった。
そもそも、「日本的な返礼の習慣」には常日頃あまり感心しておらず、プレゼントというものは、贈りたい時に贈りたい人に贈ればいいじゃないか、別に時期やタイミングを計らなくても、何となく贈りたかったから贈るというのがあっていいとも思うし、そのかわり贈りたくない人には何もあげないよ、という考え方なのである。おかげで世間一般の「通例」「慣習」に振り回されることもなく、上司から「カワイイヤツ」と思われることもなく、この年齢に至るまで出世することなく世渡りしてきた。ありがたいことである。(今まで私をかわいがってくれた人は、基本的に「変わり者」ばかりであった。類は友を呼ぶ。)
しかし今回、もらってみれば返礼も嬉しいものだということがわかり、お返しの文化の良さをちょっと理解したところである。(今頃何言ってんだか)

だから、私が何か「さしあげる」時は、ちゃんと「あげたい人にしかあげていない」ということを、ここで表明させていただきます。Iさん。

Iさんとは、このビールをくださった方である。環境関係のお仕事をしておられ、頂いたビールも「軽井沢ワイルドフォレスト」への寄附がついていた。このように「非営利活動への寄附が含まれている商品」、最近は比較的一般化してきたが、まだまだ「製品としての質と、価格のバランス」がうまくとれていないものが多いように見受ける。そういう意味からこの商品を見てみると、もしこれが(いただき物なので価格不明)通常の地ビールと同じ値段で売られていて基金つきならば、以前紹介した「オーガニック」よりも買う価値があると思われた。
ごく標準的な「ピルスナータイプラガー」だが、ちゃんと作られた地ビール独特の良い香りがあり、舌触りも(ちょっと田舎臭い印象の重さがあるけれど、これは地ビールの味わいというものだろう)マイルド。

1缶あたりいくらの基金がついているか知りたいところだが、つけているだけ偉い!ということで、そこはもう追求しないでおきましょう。実際こういう商品で1個あたり円単位の基金がつくことはあり得ない。やはり多くの消費者は、寄附より安さで選ぶのだから、これらの商品がマーケットで優位を保つ上でハンデとなるのは事実だからだ。
お酒関連の商品で思い出すのは、某S社が、アルコール依存回復プログラムへの基金がついたコースターを販売していること。(一昨年の五月頃の情報)良い試みだと思うのだが、非常に一部の店舗(具体的にはウイスキー博物館内の売店)でしか扱っておらず、値段も安い(5枚入り300円くらいだった。)ので、どのくらいの額寄附されているのかはわからない。
試みはいいとして、規模と商品の額、性質から考えると、「エクスキューズっぽい」感じは否めない。(しかし、エクスキューズ、とはいえS社のARP(Alcohol-Related Problems)室、さっすが広告に命かけてる会社だけあって、うまいなあ。大企業がやると、啓発もこんなに洗練される、という典型例だね。)
お酒本体に基金をつけようとすれば、税率が固定していて、商品の販売価格にもある程度制限がある中で寄附が含まれた商品を作らなければならないから、醸造所(販売者)側にかなり工夫が必要になるだろう。利潤をあげることに汲々としなければ生き残れない地ビールメーカー(ビール離れで、どこも経営は苦しいはず。)が「関連グッズ」ではなく「本来商品」に基金をつけて売ろうとする難しさ、消費者はもう少し理解を示してもいいと思う。(基金つき商品が広告として力を持てば、含まれる基金額も多少は上がると思うんだな。もちろん、そんな単純な仕組みで営利事業は回っていないので、非常にざっくりした考え方ではあるが。)

基金つきビールで思い出したのが、日本呼吸器障害者情報センターが出している「チャリティビール」。どこの地ビールメーカーが作っているのか調べることができなかったが、これはNPOの事業として販売しているようで、基金つきではあるが寄附製品とは呼べないように思う。(地ビールメーカーの名前がわからなかったので、タイアップ製品とも言えないと思った。)
非営利団体がこのような事業で収益を得ることを別に悪いとは思わないが、サイドビジネスで収益的に成功するのは極めて難しい。(芸能人の例で考えてみると良い)啓発グッズの位置づけならともかく、サイドビジネスの収益で本来事業を発展させようと考えているのであればかなり無謀だと思うのだが、どの程度成功しているのか、今度一度聞いてみたい。

(この記事、明後日に続く。最近周辺がいろいろと慌ただしくなったので、ブログ記事の更新目安を隔日にすることにした。ずるずるまた長期無更新にならないよう、気をつけたい。続きはこちら。

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by fishmind | 2006-04-08 08:43 | お酒の話