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魚心あれば水心

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魚心あれば水心あり:魚と水は互いに相手を欠くことのできない密接な間柄であることに例え、相手が好意を持てばこちらもそれに応ずる用意があることにいう(広辞苑)

ピルスナーの元祖

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Pilsner Urquell
Pilsner Lager Beer
Plzensky Prazdroj
Plzen, Czech


石川酒造で感動的なピルスナーを飲んで以来、ピルスナー・ビールの奥の深さをちょっと見直した私である。

手元のバーテンダー辞典によれば、「ピルズナー・ウルケル」と名乗っているものだけが本物で、「後はほとんどイミテーションと見てよい」らしい。「Urquell」とはドイツ語で「元祖(original)」という意味だ。
ワックス刻印を模したラベルに風格が漂う本物のピルスナー・ウルケル。
(酒屋でのラベル表示。辞典ではピルズナー・ウールグゥエルとルビが振ってあった)




私は醸造科ではないので、ピルズナー(チェコのボヘミア地方で作られる下面発酵ビール。このビールが発明された1842年頃はドイツ領)が「Lager(下面発酵ビールの総称)」の中で製法上どのように特徴づけられるのかがよくわからないのだが、この新しい製法が生み出されて、「おいしいLager」を流通させる量産型の大手ビールメーカーが世界各地に誕生することになったというお酒の歴史くらいは知っている。
小学校の先生が地理の授業で「サッポロ、ミュンヘン、ミルウォーキー(私が小学生の頃にサッポロビールが使っていた販売コピーです。もう誰も知らないだろうなあ。いよいよトリノも山場だね。)」という言葉の意味を丁寧に説明してくれたからだ。
今思えば先生もかなりビールオタクだったのだろう。

下面発酵ビール「Lager」は、長期保存しても風味や味が変わりにくい。そもそもLagerとは「貯蔵する」という意味で、飲めるようになるまでに一定の熟成期間を要する。作りたての新鮮さを味わうビールではないが、上面発酵ビールに比べてシャープで軽く、飲みやすい。
「しかし個性に乏しいので、通好みではない」と手元の辞書にはある。

さてこの、近所のオーエム酒店にあった本物の「Pilsner Urquell」。330ml303円という値段は輸送料としか思えない。はっきりいって、普通の「ラガー(国産)」とどこが違うのか、という内容なので、試してみたい人は注意しよう。
やはり、ビールの味に輸送は大敵なのだな、と思いながら飲んだ。

そう、私の常識の中のピルスナーって、こういうビールなんだよね、と再確認。
石川酒造のピルスナーが独創的すぎるのだ。
もしどこかで出会ったら、ぜひ試してみてください。地ビール「多摩の恵」のピルスナー。
イミテーションと言われようが、絶品です。

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by fishmind | 2006-02-23 09:02 | お酒の話