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魚心あれば水心

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魚心あれば水心あり:魚と水は互いに相手を欠くことのできない密接な間柄であることに例え、相手が好意を持てばこちらもそれに応ずる用意があることにいう(広辞苑)

季節商品の価値

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The Winter's Tale
Lager Beer
Sapporo
Sapporo, Japan

寒かった1月が嘘のように、2月は急に暖かくなってきた。

立春も過ぎたし、いよいよ春が近いということか。季節が終わらないうちに、とっとと掲載してしまおう。



春一番とか秋味とか、季節が変わるたびにラベルを変えて売り出されるビールがある。
この「冬物語」は、12月になるとおもむろに売りに出され、3月頃いつの間にか引き上げられる商品で、確か私がまだ20代の頃からあるロングセラーではなかったか。
というのも、最初発売されたときのCMソングがドリカムのWinterSongだったと覚えているからで、もしそうだとするとそのくらいになるんじゃないか、という推測。

違っていたらスミマセン。

さてこの缶は、2005-2006のLimited Editionとある。
何がLimitedなんだろう?
さだまさしイラストなのか、麦芽とホップが100%協働契約栽培ってことなのか、そもそも麦芽とホップのみの醸造が限定ってことなのか?

よーわからん。
確か売り出されたときは、麦芽とホップのみではなかったと思うし、「協働(本当にこの字なんですよ。販売当時はこの漢字が当てられる文化は存在しなかったはず)契約栽培」が宣伝文句になるという価値観も生まれてなかったと思う。

多分、さだまさしデザインが限定なんだろうな。
売り出されて15年、発泡酒の登場によって麦芽とホップのみビールはそれなりの価値を持つようになったし、素材重視指向による「協働」契約栽培も、これからは他社製品と区別するための重要なコピーであり続けるだろうからだ。
そういえばサッポロ、「畑がみえるビール」なんて出し始めたしね。

しかし、発売当時と比べて、味が進化したようには思えない。一応他社製品Mと飲み比べたが、Mの方が若干おいしく感じた。アルコール度数が高くなることで得られる舌触りの鋭さと、麦汁が本来持っている「コク味」とか「うま味」のバランスがとれていないように思えたのだ。

Mが優れておいしいビールというわけではないのだが、全体的にマイルドにバランスがとれている感じはした。
アルコール度数が高い=濃く感じる訳ではないんだなあ、と初めて知った。あまり真面目にこの点を吟味していなかった。
今後ビールの評価をするときにはこの点にもちゃんと気をつけるようにしよう。

ところで私は、ドリカムもさだまさしも好きではない。(じゃあなぜ公式サイトにリンクを貼るんだ、と突っ込まないで。一応ブラウジングがちゃんとできるサイトにしたいと思ってやっていることなので。)
吉田美和の歌唱力は認めるが、ドリカムの歌詞、曲とも、うざったくて苦手だ。
多分、「屈託のない」「恋愛してる時ってこういう気持ちだよね〜〜」と一般的な共感を呼ぶような恋愛をしたことがないからだろう。
さだまさしは、オヤジくさい説教調の調べと優等生的な価値観に辟易する。
しかしこの二人、「嫌い」とおおっぴらに言うのがはばかられるほど「広く好感を持たれている歌手」だと思う。(だからラベルやCMソングに採用される訳だから)

今回あえて意義を唱えてみたのは、世間の人に、「私の意見、それほどマイノリティじゃないよね」と投げかけてみたかったからなのである。

同意見の人、ぜひコメントをお願いします。

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by fishmind | 2006-02-20 19:05 | お酒の話

by AYUHA