マニアックなイベント
TITLE:市民アカデミア2005
DATE:2005年9月12日(月)より12月17日(土)
TIME:19:00〜21:00(最終日のみ14:00〜16:00)
AT:東京麻布台セミナーハウス
ABOUT:TEL 03-5545-7789
http://www.keiho-u.ac.jp/academia05
大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター(CAPP)の市民向け公開講座。
昨年参加したら今年も案内してくれたので紹介する。
大阪経済法科大学は大阪府八尾市にある。大阪の人に八尾と言うと「空港と球場しかないあんなところに大学があったっけ?」と返されるのが普通の反応。この、関西でも他校に比べて地の利のない大学が、東京で就職したい学生や学会で上京する教員向けに東京都港区に開設しているのが「麻布台セミナーハウス」である。
小さい施設だが、学校案内を見ると一応目玉商品になっているようだ。
最寄り駅は神谷町で、学生が安く泊まれる宿泊施設とちょっとした資料室、貸会議室などがあり、貸会議室は一般の人も利用できる(安くはないが)。
アジア太平洋研究センター(CAPP)は、このセミナーハウスの中にあり、所長は武者小路公秀氏(武者小路実篤の甥で、国連大学副学長も務めた国際人権・倫理研究の分野では超有名人)。研究テーマはアジア太平洋地域の平和・人権・人間の安全保障ということで、この講座のメインテーマも「人権と人間の安全保障」。
「グローバリズム、反テロ戦争、移住者搾取、子ども虐待、性差別、歴史教育などの問題を「共生」の視点から原理的・構造的に分析を加えます。巷に溢れる教養講座とはひと味違う、知的スパイスたっぷりの講座です。」(案内パンフレットより)
この案内文を読んで「へえー面白そう」と感じるなら、あなたはかなりマニアックな教養人。「なんだかよくわからないけど難しそう」と流してしまうのが、大半の人の反応じゃなかろうか。現に、昨年の受講生もかなり少なかった。
定員は連続講座が20名、特別講座は40名だが、今年もこの定員は絶対満たされないだろう。(この講座が満員になるような社会ならある意味苦労はない、とも言える。)
私は去年偶然のきっかけからこの講座を知り、何となく参加してみたら結構面白く話が聞けた。今年はまた違った切り口で行われるようなので面白いと断言はできないが、自分がマニアだと自覚する方には、ぜひどうそ、とおすすめしたい。
講座の概略は以下の通り。講師や内容など詳しくはCAPPのサイトをご覧ください。
◆連続講座1:人権と人間安全保障のための市民運動論
DATE:9/12、9/26、10/17、10/31、11/7、11/14、
FEE:¥12000
◆連続講座2:共生を哲学する
DATE:9/30、10/14、10/28、11/10、11/25、12/17、
FEE:¥12000
◆特別講座1:人権と経済
DATE:9/21、10/19、11/11、
FEE:¥2000(全回申し込み¥4500)
◆特別講座2:ディアスポラの文化実践
DATE:9/22、10/20、11/24、
FEE:¥2000(全回申し込み¥4500)
※連続講座受講者はその他の講座が半額。
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by fishmind
| 2005-09-08 10:41
| イベント紹介