雄牛ラベルのワイン
Red Rhone Wine
2002 Cotes du Rhone A.O.C.
Domaine D'Andezon
Cotes du Rhone, France
何とも素っ気ないラベル。
これは先日、ボスと大ゲンカして辞表をたたきつけ、辞職した私に、送別会がわり(やってもらえなかった)にと後輩が贈ってくれたワインである。
表ラベルは赤地に青い雄牛の絵と、サインらしきTRANI★の文字。2002年産だとはわかるけど、裏ラベルを見ても「Red Rhone Wine」としか書いてない。
雄牛の柄だからブルガリアかと思ったら、フレンチワインだった。
「自家葡萄園元詰めワイン ドメーヌ・ダンデゾンのスペシャルキュベです。」と裏面ラベルのうたい文句は高らかだが、まずは名乗らんか!と内心ワインにつっこみつつ、味わってみました。
すごく個性的なワインです。
シラーの無濾過ということですが、ナッティな味わいで、秋の森の強い落ち葉の香りと、挑戦的なタンニンの重さ。デキャンティングを受けつけそうにない頑固さは、雄牛のラベルがふさわしいと感じます。
飲みやすいワインを飲みつけている人は苦手かも。ともあれ、エレガントさにはっきりと欠けることは否めません。
私は気に入りましたけどね。
大上段で名乗らないところも、一般受けに流れていないところも、強い個性を恥じないところも。ただ、いただき物で値段が不明なので、適正さに関してコメントできません。安いワイン特有のがさつさがないので、がぶ飲みワインではないはずだと思うけど。
いきさつを知っていて贈ってくれた彼女のワインチョイスのセンスはすばらしいとは思いましたね。(下戸だが。)
このラベルは忘れようがないので、どこかで発見したら値段をチェックしてみよっと。これで2000円以内だったら、「買い」だな。
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by fishmind
| 2005-07-24 11:17
| 生物の話