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魚心あれば水心

uogokoro.exblog.jp

魚心あれば水心あり:魚と水は互いに相手を欠くことのできない密接な間柄であることに例え、相手が好意を持てばこちらもそれに応ずる用意があることにいう(広辞苑)

オーガニック

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Shinshu San-San -燦燦- Organic Beer
Organic Lager Beer
Yoho Brewing Co.Ltd
Karuizawa, Japan

オーガニックビール、オーガニックワイン、オーガニック日本酒を試したことがあるが、これら「オーガニック」な酒が、他の種類に比べて明らかに「うまい」と感じたことは一度もない。



私は人参が好きだが、「有機栽培の人参」は、そうでない人参に比べ、明らかに香りが違う。最近は野菜が総じて「薄味」になっているので、はっきり違いがわからないこともあるのだが、まだ、野菜や果物は、有機農産物の方が若干香りや味が濃く感じられる傾向はあると思う。(オーガニックと無農薬を同じようなものだと考えている消費者もいるようですが、両者の意味は全く違います。ご注意ください。)

しかし酒は違うようだ。例えば日本酒はオーガニックであることより純米であることが味に影響するし、ワインは(国産オーガニックだったので)製法上の問題(作り方が下手だってこと)がまずクリアされていなければ、有機農法であることには何のアドバンテージもない。(アタリマエ)

さてこのビールは、軽井沢のヤッホーブルーイングの製品。このブルワリーはペールエールも作っているが、ペールエールの方がはるかにうまい。
オーガニックは凡庸だ。

不思議なのは、「多摩の恵」ブランドはペールエールもさることながら、どのビールも平均的に驚くほどおいしいのに、なぜこのブルワリーは、多摩の恵レベル(私は多摩の方が上だと思うが、まあ同ランク)のペールエールを作っていながらこっちのラガーはたいしたことないのか、ってことだ。(ペールエールの方はオーガニックとは書いてない。)

麦汁の濃さはビールのうまさの大きな決め手になると考えているけれど、ひょっとして、オーガニック原料に頼って麦汁を薄く作っているとか?(邪推だろうか?)
それにしては、エールと同じ値段だが。

もし店頭で見かけたら、迷わずエールの方をお選びください。

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by fishmind | 2006-03-22 06:33 | お酒の話

by AYUHA